9月に入った。
鳥取県では、渓流釣りができる期間は、毎年4月1日~9月30日までである。
そろそろ渓流釣りの期間が終わるので、最後に1回くらい行きたいなと思っていると、友人から電話がかかってきた。
今年からフライフィッシングをやり始めた友人である。
そんなわけで、9月17日(日)に鳥取県若桜町へ向かった。
午前4時半過ぎに松江を出発した。
まだ日が昇っておらず、外は暗い。そして眠い。
8時前には釣り場に到着し、釣り開始。
正直、9月に入ってからのフライフィッシングは自分も初めてである。
果たして、釣れるのだろうか。
やはり、7月や8月に比べると、かなり反応が薄いと言わざるを得ない。
虫もそんなに飛んでないし、この時期になると魚が水面をあまり意識してないんだろう。
この時期はやっぱエサ釣りか。
とりあえずポイントを変える。
別のポイントに着くと山から人が出てきた。
どうやら釣り人のようなので、話を聞いてみる。
神戸からきた釣り人はエサ釣りをしているらしいが、釣果は芳しくないようだった。
先行者がいたが、悩んでいてもしょうがないので渓流に入る。
しばらく投げていると、それなりの型のイワナが釣れた。
といっても、20cm程度であるが。
友人がキャストを繰り返す。
俺が見ていると、なんと竿が大きくしなった。
これは、かなりの大物がかかったんじゃないか?
急いで友人のところへ駆けつけると、友人がうなだれていた。
どうやら逃げられてしまったようだ。
かかったイワナは、やはり大きかったみたいだ。
たぶん24、5cmはあったとのこと。
その後は特にドラマが起こることはなく…終了の時刻となった。
渓流から出た後、ゆっくりと煙草をふかす俺と友人。
…だそうだ。
来年の釣行が楽しみである。