今年のアニメで面白かったのはやはり「ウマ娘プリティダービーseason2」だろう。
ゲームも大盛況だし、cygames社長は実際の馬を何頭か買ってたし。
season1は2018年放送で前から知っていたが、今回初めて全話一気に見た。
色んなキャラクターがいるが、その中でもグラスワンダーというキャラが好きだ。
どんなキャラ?
競走馬のグラスワンダーという馬がモデル。
アメリカ生まれの帰国子女であり、両親ともども和の文化に憧れて育ったため、生粋の大和撫子になった。
・・大和撫子?いやいや、絶対武士だゾ。
物言いはほのぼのと柔らかいが、芯は強く、心の奥底には何事にも負けまいとする確固たる意志を持つ。
上の絵のように、レースではマジな表情で勝ちにいく姿が印象的である。
実際の競走馬
実際のグラスワンダーは、1995年生まれの外国産競走馬。馬主は日本人であり、日本で育ち、馬主の冠名である「グラス」に初めて見た時の「ワンダフルな印象」にちなみ、グラスワンダーと名付けられた。
的場均を鞍上に迎えて2歳で新馬戦デビュー。そこから3連勝を遂げ、勝つたびに2位との差を広げていくことで「怪物」との評判を早くも集めた。世代トップとしての表彰のみならず、年度代表馬候補にまで名が挙がるほどとなった。
翌年には飛躍が期待されたが、年明けに右前足の骨折が判明。大事な時期に長期の療養を余儀なくされた。秋の毎日王冠を復活レースとしたが、絶好調真っ只中で1番人気のサイレンススズカを果敢に追った結果、5着に敗れた。このあたりはアニメでも忠実に描かれている。
その後は年末の有馬記念に標的をあわせて調整し、いよいよセイウンスカイ、エアグルーヴらのGI馬たちを相手にグランプリ制覇に挑んだ。有馬記念では直前までの不振ぶりから4番人気に甘んじるも見事に勝利し、1年ぶりの勝ち星を掴んだ。
翌年(99年)の宝塚記念で「ヒットマン」こと的場均が得意とする徹底マーク戦法からスペシャルウィークを末脚で差し切り優勝(アニメ8話)。次の有馬記念もスペシャルウィークをハナ差で制して、グランプリ三連覇を成し遂げたのである。
第8話のグラスはとにかく格好良い
色々ダラダラと書いたが要するに言いたいことは、season1第8話のグラスの勇姿を見てほしいということだ。
8話のレースは、99年、宝塚記念を再現しており、グラスワンダーとスペシャルウィークの決戦が描かれる。
サイレンススズカとイチャイチャして府抜けたスペシャルウィークに対して、「私の相手じゃ・・ありません!」と一刀両断で差し切る。最高に格好良い。
なんか青いオーラ出てるし。
勝った後のセリフがね、これがまたいいんだ。
「スペちゃんだからこそ全力でした。スペちゃんは私に全力で来てくれましたか」
静かに問いかけるグラスワンダー。
これはスペシャルウィークにショックを与え、スズカの世話にかまけて見失っていた日本一のウマ娘になるという気持ちを取り戻す切っ掛けとなった。
普段はおっとりしているが、内なる闘志を秘めており、中身は武士、それがグラスワンダーである。まぁ、ヤンデレとか言われてもいるが、それはそれで良し。
黒沢「やられた・・!ウマ娘にやられた・・!」