~前回までのあらすじ~
危険な「北穂高岳~涸沢岳ルート」を無事通過し、穂高岳山荘に到着した。
あとは穂高岳山荘で昼飯を食べ、奥穂高岳へ登ってから下山するだけだ。
8/28(日)AM10:30、穂高岳山荘で昼食
穂高岳山荘はコロナウイルスの影響で昨日まで休業していたが、今日から営業再開したとのこと。運が良かった。
昼飯はうどんにした。
意外と具材が豊富であり、とても美味しかった。
昼食後、奥穂高岳に登る準備をしていると、登山者の方々が声を掛けてきた。
下界の生活では他人と話すことはそれほどないんだけど、山に行くと他人と凄く話すんだよなぁ。
それが登山の1つの魅力でもある。
何となくだが、この連中だったら少し修行すれば危険なルートでもスイスイ行けるようになるだろう。そう思った。
さて、奥穂高岳に登ろう。
奥穂高岳は、穂高連峰の中央にそびえる盟主であり、標高は3190mである。
この標高は富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰であり、北アルプスでは最も高い場所である。(ちなみに槍ヶ岳は3180m)
毎度ながら、高い場所に立つと達成感がある。
自由と楽しさとスリルと達成感、これだから登山はやめられない。
AM12:20、穂高岳山荘より下山開始
あとは下山するだけである。
穂高岳山荘からはザイテングラードを通って下山する。
ザイテングラートの語源は、ドイツ語の「Seitengrat」であり、主尾根に対する支尾根の意味らしい。
地図上はなだらかな下りだが、ここでも頻繁に事故が起きていることを忘れてはならない。
そもそも登山では、下りでの事故が圧倒的に多い。気を抜かずに下山しよう。
PM2:20、涸沢ヒュッテキャンプ場到着
下りはだるかったが、無事にキャンプ場到着。おつかれ。
天気が良くなりすぎて暑い暑い。
テントの中は暑すぎるので、外でグダグダする。
陽が落ちると、急に寒くなってきた。
夜は売店でカレーを食べて、テントでゴロゴロしてからすぐに寝た。
てか、気づいたら寝てた。相当疲れていたんだろう。
明日は上高地まで下山するだけだ。
その⑧へ続く。