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北アルプス登山紀行 ~上高地-涸沢-北穂高-奥穂高編~ その⑤

~前回までのあらすじ~
どうにか涸沢ヒュッテに到着したが、テント設営後に雨が降ってきやがった…
就寝後も雨は降り続いている。
明日は北穂高と奥穂高に登る予定だが大丈夫だろうか。

8/28(日)AM5:50、涸沢ヒュッテ出発

AM3:30、起床。
残念ながら、雨は降り続いている。
カップラーメンを食べて、サブザックの用意をする。
雨具を新調して良かった。
雨具を着て、さぁ出発。
本日のルートは、以下のとおりである。

本日のルート

しかし、雨だ。豪雨という訳ではないが、昨日の夜から降り続いている。
雨の登山より憂鬱なことは無い。
せめて北穂高岳から涸沢岳までの危険なルートの時だけでもやんで欲しい。
涸沢小屋を過ぎ、北穂高岳までずっと登りだ。
雨に打たれながら登っていく。
頭の中では、ずっとthe pillowsの「プレジャー・ソング」が流れていた。
『戦場へ向かう~♪兵士たちの列~♪僕も並んでるよな目をしてるって~♪』
今はまさにそんな気分だ。


www.youtube.com

ガスってる、ガスってる

最初の難所。クライマーのように岩場をのぼる。

なんとか登りきる。ハシゴも踏み外したら終わりなので慎重に登る。

パノラマも撮る。神々しいの一言に尽きる。

もう少しで北穂高岳山頂

何これカッコイイ

北穂高岳頂上にて。標高3106m。

AM8:10、北穂高岳小屋で珈琲を飲む

AM8:10、北穂高小屋に着いた。
幸い、雨はほとんどやんでいる。
休憩していると、小屋の売店の方から、美味そうな珈琲の匂いが・・
我慢できずに珈琲を注文する。

売店の女の子。珈琲の取扱いに慣れていそうな雰囲気。

珈琲は400円であり、喫茶店と同じ位の値段だった。
しかもここでは北アルプス絶景付き。
しかもしかも、豆を煎ってから作っており(!)、マジで美味かった!
さすがサヤ師・・(意味不明)
穂高小屋に来たら、この珈琲を飲まなければ損というものである。

穂高小屋

小屋からの展望がヤバい。美しすぎる。

本当に凄くないですか

穂高小屋特性のおしゃれなコーヒーカップ

ご馳走様でした。疲れがとれました。

www.kitaho.co.jp

しかし…だ。昨日から思っていることだが、山小屋の女性スタッフはなぜ美しい人が多いのか…。
北アルプスの七不思議と言えよう。
二重の意味で、ごちそうさまでした!
身体の中のアドレナリンが上昇中である。

次回はいよいよ最も危険なルートへ進みます。
俺は生き残ることができるか…
その⑥へ続く。

○おまけ

最近読んだのだが、「山を渡る」というマンガが本当に面白かった。
大学山岳部を舞台にした山岳漫画であり、元山岳部にはかなり"刺さる"んじゃないかと思う。もちろん登山未経験の人が読んでも十分面白いと思う。
山岳部あるあるのシーンで爆笑したし、懐かしさでつい涙も出てきたりした。
個人的には、"ガチ"の登山者や"頭のネジの外れたイカレタ冒険者"(つまりは俺の同士)が増えることを切に願っていたりします(笑)