~前回までのあらすじ~
どうにか涸沢ヒュッテに到着したが、テント設営後に雨が降ってきやがった…
就寝後も雨は降り続いている。
明日は北穂高と奥穂高に登る予定だが大丈夫だろうか。
8/28(日)AM5:50、涸沢ヒュッテ出発
AM3:30、起床。
残念ながら、雨は降り続いている。
カップラーメンを食べて、サブザックの用意をする。
雨具を新調して良かった。
雨具を着て、さぁ出発。
本日のルートは、以下のとおりである。
しかし、雨だ。豪雨という訳ではないが、昨日の夜から降り続いている。
雨の登山より憂鬱なことは無い。
せめて北穂高岳から涸沢岳までの危険なルートの時だけでもやんで欲しい。
涸沢小屋を過ぎ、北穂高岳までずっと登りだ。
雨に打たれながら登っていく。
頭の中では、ずっとthe pillowsの「プレジャー・ソング」が流れていた。
『戦場へ向かう~♪兵士たちの列~♪僕も並んでるよな目をしてるって~♪』
今はまさにそんな気分だ。
AM8:10、北穂高岳小屋で珈琲を飲む
AM8:10、北穂高小屋に着いた。
幸い、雨はほとんどやんでいる。
休憩していると、小屋の売店の方から、美味そうな珈琲の匂いが・・
我慢できずに珈琲を注文する。
珈琲は400円であり、喫茶店と同じ位の値段だった。
しかもここでは北アルプス絶景付き。
しかもしかも、豆を煎ってから作っており(!)、マジで美味かった!
さすがサヤ師・・(意味不明)
北穂高小屋に来たら、この珈琲を飲まなければ損というものである。
しかし…だ。昨日から思っていることだが、山小屋の女性スタッフはなぜ美しい人が多いのか…。
北アルプスの七不思議と言えよう。
二重の意味で、ごちそうさまでした!
身体の中のアドレナリンが上昇中である。
次回はいよいよ最も危険なルートへ進みます。
俺は生き残ることができるか…
その⑥へ続く。
○おまけ
最近読んだのだが、「山を渡る」というマンガが本当に面白かった。
大学山岳部を舞台にした山岳漫画であり、元山岳部にはかなり"刺さる"んじゃないかと思う。もちろん登山未経験の人が読んでも十分面白いと思う。
山岳部あるあるのシーンで爆笑したし、懐かしさでつい涙も出てきたりした。
個人的には、"ガチ"の登山者や"頭のネジの外れたイカレタ冒険者"(つまりは俺の同士)が増えることを切に願っていたりします(笑)